外壁塗装に適さない季節として、冬期のほかに、梅雨の時期があげられます。なぜ梅雨の時期が向かないかというと、一つは、塗料の持つ性質によるものです。

塗料には、施行できない気候条件というものがあります。

一つは気温が5度以下の場合です。これは冬期に施行が向かない原因の一つでもあります。もう一つは、湿度が85%以上の場合です。

雨の日は通常、これ以上の湿度になりますので、施行できないことに
なります。

また、例え上の条件をクリアできていたとしても、やはり適しているとは言いがたいものがあります。

それは、外壁塗装を行うには、下塗りから上塗りまで、数回塗りを重ねていくためです。

一度塗った塗料が充分に乾いていることを確かめてから、次の塗りの工程に入るのですが、雨で湿気が高いと塗料が乾きにくいため、なかなか次の工程に入ることができません。

そのため、最初の予定より工期が長引くことも充分にあり得ます。

さらに、塗った直後から強い雨が降り続いたなどの理由で、塗料がうまく乾燥できなかったり、ムラになってしまった場合は、塗り直しが必要な場合もあるくらいです。

このような工程の変更や工期が長引くといった事があると、やはりなかなか落ち着かないものです。

ですので、梅雨の時期には外壁塗装を避ける事をおすすめします。