前回は「塗膜」とは何かを知るために、聞き馴染みのある塗料についてご説明しました。
前回の塗料と何かをふまえた上で塗膜について知っていきましょう。
〇塗膜
塗料に対して、「塗膜」とは、塗料によって施されたコーティングのことを言います。
塗料を塗って時間が経つと、塗料に含まれている溶剤が固まることで「塗膜」が出来上がります。「塗膜」はずっと残るものではなく、次第にもろくなっていきます。
〇塗料の強度は物によって違う
「塗膜」の強度は樹脂の主成分によって異なります。
塗料に含まれる主成分や副要素によって出来上がる塗料の耐久性や性能が左右されます。また、様々な添加物が入っており、防水はもちろんのこと、防錆性や紫外線吸収など多機能であればあるほど、お値段もあがりますが性能もあがります。
約5年~10年に一度のメンテナンスが必要と言われる外壁や屋根の整備ですが、良いものを使うと約15年~20年ほどの耐久性を持つと言われています。
長い目でみると、高機能な塗料を使った方が安くつく場合もあるかもしれませんね。
長い年月が経つと、これら樹脂の結合力が弱まり、樹脂が表面に粉のように吹き出すチョーク現象というものが起こります。
外壁塗装について興味がある方なら、一度聞いたことがある現象ではないでしょうか。
もろくなってしまった「塗膜」はただの薄い膜となり、コーティングの役割を果たせなくなってしまいます。
いかがでしたか。
塗料と塗膜の違いを知ったうえで、慎重に塗料を選んでいただきたいですね。
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